マザーボードとは??
パソコンに必要な部品が全て集まるのが「マザーボード」です。
- CPU
- CPU冷却装置関連
- メモリ
- グラフィックカード
- HDD・SSD
- 電源ユニット
このようなパーツがパソコンを起動するために必要です。
全てマザーボードに接続・装着して使用します。
マザーボードはパソコンの性能に大きく関係します。
フォームファクタ
マザーボードの大きさやケースへの固定に使うのネジ穴の位置
I/Oパネルの位置と大きさを拡張スロットの位置を規定した規格のこと。
簡単にいえばマザーボードの「大きさ」と考えればわかりやすいです。
現在の主流は3つの規格
規格 | ATX | MicroATX | Mini-ITX |
サイズ | 305mm×215~244mm | 244mm×244mm | 170mm×170mm |
特徴 | 最も使用者が多い規格です。 拡張性が高いので通常であれば この規格を選択するのが無難です |
ATXより、小さい規格です。 拡張性はATXより劣るが小さいのが特徴 コンパクトにしたいなら良い |
この3つの規格の中では 最も小さいのが特徴 拡張性はほとんどない |
通常であれば、「ATX」を選択するのがベスト!
コンパクトにしたいなら、「MicroATX」や「Mini-ITX」を選択
ソケット
ソケットについては、「CPU」と関係があります。
「CPU」と「マザーボード」の「ソケット」が合わなければ
取り付けることができません。
CPU側ソケット | マザーボード側ソケット | 取り付け可能か |
LGA1151 | LGA1150 | × |
LGA1151 | LGA1151 | ○ |
LGA1150 | LGA1151 | × |
LGA1150 | LGA1150 | ○ |
例えばこのように、ソケットが「一致」しなければ取り付けができません。
なので必ず、「CPU」と「マザーボード」のソケットを確認して
「一致」しているかどうか確認する必要があります。
チップセット
パソコンの全体の性能を決めるのがチップセットといっても
過言ではないくらい大事になってきます。
「LGA1151」対応のマザーボードのチップセットを比較してみます。
チップセット名 | Z170 | H170 | B150 | H110 |
オーバクロック対応 | ○ | × | × | × |
SLI対応 | ○ | × | × | × |
CrossFire対応 | ○ | ○ | × | × |
サポートしているメモリ | DDR4 2133 ~ DDR4-3800(OC) |
DDR4 2133 | DDR4 2133 | DDR4 2133 |
メモリスロット/容量 | 4スロット(64GB) | 4スロット(64GB) | 4スロット(64GB) | 2スロット(32GB) |
拡張スロット | 3 x PCIE3.0 x16 4 x PCIE2.0 x1 |
2 x PCIE3.0 x16 2 x PCIE3.0 x1 2 x PCI |
1 x PCIE3.0 x16 2 x PCIE3.0 x1 |
1 x PCIE3.0 x1(x16 mode) 2 x PCIE 2.0 x1 |
ストレージ機能 | 1 x SATA Express 1x M.2 x4 Socket3 2 x SATA 6.0 Gb/s ports 6 x SATA 6Gb/s port(s) |
1 x SATA Express 1 x M.2 Socket 3 2 x SATA 6.0 Gb/s ports 2 x SATA 6.0 Gb/s port(s) |
6 x SATA 6Gb/s port(s) | 4 x SATA 6Gb/s port(s) |
LAN | Intel® I219V | Realtek® RTL8111H | Realtek® RTL8111H | Realtek® RTL8111H |
オーディオ | Realtek® ALC1150 | Realtek® ALC887 | Realtek® ALC887 | Realtek® ALC887-VD2 |
USB | 6 x USB 3.0/2.0
4 x USB 2.0/1.0 1 x USB 3.1(Type-C) 1 x USB 3.1(Type-A) |
6 x USB 3.0/2.0
6 x USB 2.0/1.0 1 x USB 5Gb/s(Type-C) |
4 x USB 3.0/2.0
6 x USB 2.0/1.0 1 x USB 5Gb/s |
4 x USB 3.0/2.0
6 x USB 2.0/1.0 |
比較したのは「ASUS」のマザーボード。
大体の違いは分かりましたか??比較したマザーボードでの違いは
上記の表のようになりました、全てがこの表の通りではありませんので
注意してください。「大体こんな感じ」程度で覚えておいてください。
- OCやSLIするなら=Z170
- OCやSLIしないなら=H170
- ビジネス向けは=B150
- その他・コンパクトにしたいなら=H110
大雑把ですが、このように覚えておくとわかりやすい。
性能順に並べてみると、以下のような感じ
Z170>H170>B150>H110
選ぶ際のポイント
マザーボードはCPUと相性問題があるので
必ずソケットを合わせる必要があります。
予算や使用用途を明確にする前に確認しておきましょう。
PCに使用されているCPUって何??基礎知識を知っておこう
CPUってどれを買えばいいの??選び方やおすすめなど
とりあえず、CPUとマザーボードのソケットが一致していれば問題ない
これだけは断言できます。その中から選ぶようにすると範囲が狭まります。
- OCをするのか
- SLI・CFをするのか
- Bluetoothは必要か
このように、候補をいくつかあげておくと更に選択範囲が狭くなるので
ある程度決められます。
最終的なポイントをまとめておきます。
- ソケットを確認した
- 使用用途を明確にした
以上の2つが確認できていれば、問題ありません!
それでは、いくつか例をあげてみたいとおもいます。
OC・SLI・CFなどをする場合
OCとSLI・CFなどはマザーボード側が対応していなければできません。
CFの場合は対応しているマザーボードが多い印象ですが
OC・SLIは対応していないマザーボードが多いので確認しましょう。
第6世代Intel Coreプロセッサ対応のマザーボードを例にあげます。
「Skylake」と呼ばれ、現在では最新のCPUです。
どこで、判断するのかが問題になってきますが詳細はメーカーページに記載されています。
面倒な方はマザーボードの名前で判断するようにしましょう。
基本的に「LGA1151対応のマーザボード」なら「Z170」と記載されている場合は
「OC・SLI・CFに対応」しています。
マザーボードにより若干部分もあるので、詳細については比較しましょう。
OC・SLI・CFなどをしない場合
先ほどと同様に「Skylake対応」のマザーボードを例にあげてみます。
OC・SLIには対応していないが、CFには対応しています。
拡張性や性能を求めるならば、「H170シリーズ」を選択する。
大きさで選ぶ
マザーボードには「フォームファクタ」といって大きさを表す
規格が存在しています、このような規格を基準にして選んでみるのも良いと思う。
小さいマザーボードを選択=コンパクトなパソコン このようになります。
幅を取らないパソコンに仕上げることも可能です。
詳しくは以下のページを参考にしてみてください。
マザーボードってなに??基礎知識を知っておこう
まとめ
OCなどをするかしないかで選ぶのが簡単な気がします。
しないのであれば「H170」を選択するのがオススメ!
※LGA1151の場合 その他のパーツも関係するので、一概には言えない!
マザーボードから決め手その後、他のパーツを選択すると楽な気がする!
究極パフォーマンスを求めるなら「X99」という選択肢もありだが
そこまで、性能差は感じられないのでなんとも…結局は自己満なんですよね。