CPUって何?

Central Processing Unitの略語です。
日本語にすると「中央処理装置」などと訳されます。

人間に例えると頭脳と考えてください。
データを計算処理する役目があります。

パソコンではCPU機能を1つのチップに集積したMPUが利用されている。
市場のほとんどは「Intel x86シリーズ」・「互換プロセッサ」が占めている。

専門的な用語が多いですが。難しく考えずに
「こんなようなものかぁ」程度で覚えておきましょう。

種類

たくさんある中でどれを選べばいいのか悩みますが
とても簡単です。2つの中から1つを選択しましょう。
Intel・AMDのどちらかを選びましょう。

金銭面ではAMDの方がIntelより安いものが多いです。

性能面ではIntelの方が上になる傾向があります。
種類などにより違うので、一概には言えません。
しかし、オンボードグラフィックの性能では
AMDの方が上になる傾向があります。

またどちらのCPUも新しくなればなるほど値段は上がっていきます。
ただ、性能面も含めるとそうとも言えません。

どれを選べばいいのかとなると
冒頭にも書きましたが使用用途&予算次第といった所です。

性能

CPUを選ぶ基準になるのが「性能」です。
全て同じではなく、性能が異なります。
基本、価格によって比例します。

ソケット

まず、ソケットと呼ばれる部分についてですが
ソケット=形状 です。「LGA1151」などと表記されています。

CPU側ソケット マザーボード側ソケット 取り付け可能か
LGA1151 LGA1150 ×
LGA1151 LGA1151
LGA1150 LGA1151 ×
LGA1150 LGA1150

直接的に性能には関係はありません
ソケットが違うとマザーボードに取り付けることができません。
その場合は、CPU・マザーボードの変更が必要になります。

ただ、自作PCではなく、どこかで購入する場合には心配は無用です。

周波数(クロック)

2.0GHzや4.0GHzなどと表記されているのが
周波数・クロックと呼ばれています。
1秒間にCPU内部で実行可能な命令の回数を表しています。

もちろんこの数値が大きいほど、性能が高くなります

定格クロックと最大クロックの違いをみていきましょう。
例えば、定格クロックが4GHzだとして、最大クロックが4.2GHzだとします。
この場合は、通常の使用では4GHzまでで
オーバークロック(OC)をすると4.2GHzまで上げることが可能だということです。

ただ、最近ではOCをするメリットがあまりないように思えます。
最近のCPUはどれも高性能な為、そこまで上げても
体感は感じられないからです。それに
CPUが壊れてしまう場合もあるので
もし行う場合は慎重にやらなければなりません。

コア数・スレッド数

コア数

CPU内部のプロッセサコアの数です。
コア数が多いほどほど性能が高くなります。
デュアルコア(2コア)
クアッドコア(4コア)
ヘキサコア(6コア)
この3つが主に販売されています。
今買うのであれば、4コア以上は搭載しておきたいですね。

コア数をベルトコンベアーに例えてみます。
コア数が多ければ作業効率が上がると覚えておきましょう。

スレッド数

CPUが同時に処理が可能な命令の数です。
こちらも、数が多ければ性能が高くなります。
シングルスレッドとマルチスレッドがありますが
最近では、マルチスレッドが主流です。
マルチスレッドに対応しているソフトなどは
スレッド数が多ければ処理速度が速くなります。

スレッド数を作業員に例えてみます。
先ほど説明した、コア数に配置できる人数と覚えておきましょう。
例えば、4コア8スレッドだとすると
ベルトコンベアーが4つあり、8人で作業するというような
感じで覚えておくといいかもしれません。

TDP

CPUクーラーを選ぶ基準になります。
よく、消費電力(最大)というの耳にしますが
実際の値とは違うので、消費電力に関しては
目安程度にしましょう。負担などによっても変化します。

選ぶ際のポイント

大事なのは、「自分に合ったもの」を選ぶ事です。
必ず、「使用用途」と「予算」を明確にしてから選ぶようにします。

まずは以上のことを覚えておきましょう。

選ぶ基準になるのは、「性能」と「予算」になるかと思います。

まずは「性能」に関してですが、「使用用途」と関係しています。

例えば「ネットを閲覧・エクセルやワード」などが使用用途だとします。
これに対して、「高性能なCPU」は必要ありません!

次は「最新ゲーム・エンコード・3D系のソフト」などが使用用途だとします。
この場合は「高性能なCPU」は必要になります!

次は「予算」に関してです、「性能」「使用用途」と関係しています。

大雑把な例えですが、大体の目安として参考にしてください。
CPUに対しての「予算が5万」の場合は、高性能なCPUが手に入る
しかし、「予算が1~2万」の場合は、高性能なCPUは手に入らない

最終的には、「予算が全て」だと思います。
例えば、CPUに対しての予算が「4万円以内」と決めている場合
それ以上の価格だった場合は諦めてしまいませんか??

その場合は、仕方ないとしか言えません。
または、他のパーツなどのグレードを下げることによって
CPUに対する予算を少しだけ増やせる場合もあります。

  1. CPUに対する「予算」を明確にする。
  2. 「使用用途」を明確にする。

この2つを明確にすることにより、悩む必要がなくなります。

用途がゲームなどで高性能なCPUが要求される場合

パソコンのゲームをする場合には、「パソコン自体の性能」が高くないと
快適な動作ができませんここでは「CPU」のみで書いているので
その他の要因は全て省略します。

パソコンでゲームをするなら「Core i5以上」が推薦です。

最新ゲームやCPUエンコードをするなら「Core i7以上」が推薦です。

用途がネット閲覧・エクセル・ワードなどの場合

このように「パソコン自体」の性能はそこまで必要ありません。
「CPU」の場合も同様で、ゲームをする際と同様の性能は必要ないということです。

あったらあったで良いのですが、「予算」を考えるとそうはいかないですよね
「Core i3以下」でも問題なし。

おすすめ CPU

今買うなら、圧倒的に「Skylake」がおすすめ!
DDR4の普及を考えた結果やはりこうなります。

まとめ

なるべく長めに使えるということを前提に書いてみました。
どうせ買うなら、長く使えるほうがいいですよね

なぜ、SkylakeをおすすめしたかというとDDR4の普及を考えた結果です。
誰もがこの考えに当てはまるわけではありません。
そんなに古くないCPUを使っている場合はわざわざ買い換える必要などは
ありません。その他にお金を使った方が、賢い使い方です。

値段に関しては最安値なら1000円ほどからありますが
今では使い物になりません。
最高値なら100万ほどあります。
ですが、一般のユーザーならここまで必要はありません。
高性能にするなら、約3万以上を目安に選ぶようにするといいのかもしれません。

また目的に応じて推薦CPUなどが
記載されている場合もあるのでそのような情報を
参考にすれば、後悔しない買い方ができるのでは??

最新ゲームならば最低でもi5上位
推薦はi7以上

ネットサーフィンやビジネス・軽い作業(ワード・エクセル)
などなら、i3以下でも十分といった所でしょうか。

その中でも細かく960・4790・6700Kなどと細かく分類されています
基本的には数字が大きければ性能が高いと考えましょう。
例外もあります。

AMDに関しては私自身が使用したことがないので
体感としてはわからないので省略させていただきます。